クルブ・アトレティコ・ボカ・ジュニアーズ (スペイン語: Club Atlético Boca Juniors) は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスのラ・ボカ地区を本拠地とするサッカークラブである。その他にバスケットボール、フットサル、武道(柔道・テコンドー・空手)、レスリング、バレーボール、体操(器械体操・新体操・競技エアロビクス)、水泳、重量挙げの競技チームを所有している。「Juniors」の語はクラブ名に英語風の趣を付加するために加えられたものであり、juniorというスペイン語はない。アルゼンチンでもっとも成功を収めたサッカークラブのひとつであり、主要大会で48のタイトル(国内タイトル30、国際タイトル18)を獲得している。国際タイトル数はACミラン(イタリア)と並んで世界最多であるが、南米サッカー連盟 (CONMEBOL) 設立前のアマチュア時代にはさらに2個(1919年のタイ・カップと1920年のコパ・デ・オノール・クセニエール)の国際タイトルを獲得している。18個の内訳はコパ・リベルタドーレスで6個、レコパ・スダメリカーナで4個、インターコンチネンタルカップで3個、コパ・スダメリカーナで2個、コパ・デ・オロで1個、スーペルコパ・スダメリカーナで1個、スーペルコパ・マステルスで1個である。また、南米サッカー連盟主催大会の3冠を達成したことのある8クラブ(ボカの他にはクルブ・オリンピア、サンパウロFC、CAインデペンディエンテ、CAベレス・サルスフィエルド、クルゼイロEC、SCインテルナシオナル、LDUキト)のひとつである。国際サッカー歴史統計連盟 (IFFHS) によるクラブ世界ランキングでは6度1位に輝いており、そのほとんどをカルロス・ビアンチ監督下で記録した。IFFHS は21世紀最初の10年間の南米最優秀クラブにボカを選出している。同じブエノスアイレスを本拠地とするCAリーベル・プレートとは激しいライバル関係にある。アルゼンチン国内で最も人気のある両者の対戦はスーペルクラシコと呼ばれ、世界で最も熱いダービーマッチのひとつである。ホームスタジアムのエスタディオ・アルベルト・J・アルマンドはラ・ボンボネーラという通称で知られている。トップチームとリザーブチームが年齢制限のないプロ契約であり、アマチュア契約のサードチームも存在する。20歳から14歳までの選手は6つに分けられた年齢別のカテゴリーに所属し、さらに13歳から6歳までの選手は7つのカテゴリーに分けられたクルブ・パルケ(正式名:クルブ・ソシアル・イ・デポルティボ・パルケ)という下部組織に所属している。