レンジャーズ・フットボール・クラブ(Rangers Football Club)は、スコットランドのグラスゴーを本拠地とするサッカークラブである。2015-16シーズンにスコティッシュ・チャンピオンシップ(2部)で優勝して以来、スコティッシュ・プロフェッショナル・フットボールリーグの実質1部に相当するスコティッシュ・プレミアシップに所属している。日本ではレンジャーズFCという名称が含まれるその他のクラブとの混同を配慮してグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)とも呼ばれる。2012年2月14日、会社更生法の適用申請を行い、クラブの経営権が管財人の手に渡った[5]。この時点では大口債権者に対して4900万ポンド(約58億8000万円)の負債を抱えており、裁判の結果次第では7500万ポンドまで膨らむ可能性があった[5]。この破産により、リーグ規定で勝ち点10を剥奪されたほか、新戦力の獲得や登録に制限を課される可能性が生じた[5]。同年7月、リーグ所属クラブによる投票によって4部に相当するスコティッシュ・フットボールリーグ3部への所属が決定した[6]。その後、2012-13シーズンからの4年間で3度の昇格を果たし、2016-17シーズンからトップリーグのプレミアシップに復帰を果たした。2018年5月4日、元リヴァプールおよびイングランド代表キャプテンのスティーヴン・ジェラードが4年契約で監督に就任した。