ラーゼンバルシュポルト・ライプツィヒ(RasenBallsport Leipzig e.V.)は、ドイツ・ザクセン州・ライプツィヒに本拠地を置くサッカークラブ。2009年に当時5部のSSVマルクランシュタットのライセンスを飲料メーカーのレッドブルが買収した上で新たに発足したクラブ。ライプツィヒには1998年以降プロサッカークラブが存在していなかったがドイツサッカー選手権初代王者ロコモティフライプツィヒやかつての東ドイツの強豪クラブBSGヒェミーライプツィヒなどが存在していたサッカーの歴史ある地域だった。当初はそのBSGヒェミーライプツィヒの後継クラブ、FCザクセン・ライプツィヒの買収を画策していたが、サポーターの強硬な反対もあり実現しなかった。そこで地元の村の小クラブ、SSVマルクランシュタット買収を試みた。反対運動はあったがザクセン買収時ほどの広がりを見せることはなく、地元新聞社の調査でも約7割のサポーターが買収に好意的であった。これらの事情から、レッドブルが運営する他のクラブと異なりRed Bullの名前はクラブの正式名称に入っていない。名称については、Red Bullと頭文字が同じとなる造語のRasenBallsport(直訳すれば「芝生球技」)をクラブ名とすることにより、普段使用される略称「RBライプツィヒ」においてはレッドブルの略称「RB」を事実上クラブ名に示しつつ、規則抵触を回避している。また、レッドブルはクラブのオーナーではなく保有権を一部持つスポンサーの形を取っている。レッドブルは10年以内に1部にあたるブンデスリーガへの参戦を目指していた。